日足

日足とは

太陽を中心に光線を放射線状に配した紋です。放射線に広がる光そのものが日足ということですね。日輪信仰の象徴するような紋ともいわれています。

日足紋と源氏車紋

九州肥前の龍造寺家は日足紋を用いた豪族で、その先祖は藤原隆家の流れをくむ高木氏であろうという説があります。この高木氏がおそらく日本で初めてこの日足紋を採用したと思われています。

一方、龍造寺家は高木氏とは別に、藤原秀郷の流れをくむ佐藤季清という祖先もいます。この佐藤季清は朝命で九州に赴きその後、龍造寺村に土着し、地頭として龍造寺と名を改めます。その佐藤家の元の紋は源氏車で、龍造寺家はその源氏車の紋を変化させ日足紋の原型となる形にした可能性があります。現在でも佐藤姓のお家は源氏車を家紋としているところが多いです。

 

源氏車から転化した日足紋は元の意味を喪失し。その形状から意味が日輪に転化したかもしれません。

 

その後龍造寺家は島津家との戦いで主の龍造寺隆信が討たれてしまいます。豊臣秀吉の命で龍造寺家老臣の鍋島直茂が幕末まで肥前を治めてゆくことになるのですが、その鍋島家も鍋島茗荷の紋と同時に日足紋も掲げています。

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日足の家紋

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旭光

木下日足

八つ変わり日足

 

六つ日足