起源は諸説あるものの、海外にも陰陽を表現する易学、古代ケルト遺跡やヨーロッパにも似た紋があり、人類にとって何かを象徴する普遍的な紋様です。
日本で発展した巴紋は諸説あります。
- 水の渦巻きを表している
- 勾玉のことである
- 稲妻や雷にまつわる紋である
- 雲を象ったものである
- 胎児を表現したものである
一方、巴紋は雅楽の鼉太鼓に描かれていますが、雅楽の様子は平安期の絵巻物にも数多く登場しています。向かって右側の太鼓には二つ巴と月を象徴する天飾りに鳳凰。左側には三つ巴の太鼓に太陽を象徴する天飾りと龍があり、巴紋の本来の意味を示しているようです。