桐生織の説明 「西の西陣、東の桐生」と伝えられるように、桐生織は1000年以上の歴史があります。桐生の地では昔から織物が盛んで、奈良時代の714年(和銅7年)に「黄あしぎぬ」と呼ばれる織物を納めた記録が残っています。 今日のように普及した背景には、上野国山田郡から朝廷へ宮使いをした一人の男が、官女の白瀧姫(しらたきひめ)に抱いた恋がきっかけであるという伝説もあります。男の願いが朝廷に届いて白瀧姫と結ばれ、男の故郷である現在の桐生市で暮らすことになると、養蚕や織物の道に通じていた白瀧姫は桐生の人々に織物を伝えました。後に西陣織と肩を並べるほど有名になり、新田義貞や足利尊氏など歴史的な活躍をした武将たちの身の回りにも桐生織の品が使われ、時に献上される品として伝わっていきました。養蚕の産地が近く高級織物の産地として名高く、官営富岡製糸場や渋沢栄一のふるさとにも近いです。 徐々に取り扱いを増やそうかと思っています!