月星の家紋は、オリオン座の中央の3つ星を紋章化した「三つ星」と、北極星と北斗七星を信仰対象とする星辰妙見信仰を基にした「九曜紋」が2大勢力です。
「三つ星」はオリオン座中央の三つ星を中央から大将軍、左将軍、右将軍に見立て尚武的な意味合いで武家に用いられました。
「九曜紋」は中央に1つ星を置き、その周りを8つの星が配されます。土曜(聖観音)、水曜(弥勒)、木曜(薬師)、火曜(虚空蔵)、金曜(阿弥陀)、月曜(勢至)、日曜(千手観音)、計都けいと(釈迦)、羅睺らご(不動明王)の9星を表していて、九曜曼荼羅として真言の本尊として崇拝されていました。
内、土曜から日曜までが北斗七星となります。七菩薩として長寿延命・息災招福の霊験を持つとして崇められます。