命名書が準備できたら、どのように飾るのでしょうか。こちらでは神棚や仏壇の前に掲げることで神様やご先祖様に報告することを推奨しています。
神様とご先祖様に報告
正式命名書は貼って飾ることは困難なので、その際は略式命名書も用意するとよいと思います。
お七夜は、もしかしたら赤ちゃんはお母さんとまだ病院かもしれません。病室に一時的に掲げても良いと思いますが、できればご自宅の神棚や居間、仏壇の近くに掲げて神様とご先祖様に新しい家族のお名前を報告するのが望ましいです。
簡易的な神棚をつくる
マンションやアパートなどにお住いの方であれば神棚や仏壇はない場合の方が多いですね。その際は、居間の目線より高い位置に木製の板(天然の一枚板がよいでしょう。ホームセンターなどには合板やMDF(繊維圧縮板)などがありますが、氏神様の宿木としては不向きです)の上に半紙を置いて水を置き簡易的な神棚を設ける方法もあります。あれば、普段お参りしている氏神様のお札や戌の日に安産祈念したお札などを置いて安置するのが良いでしょう。

神棚を設置する方向
神棚は南向きが一番良いのですが、居間の都合上東向き西向きは仕方ありません。北向だけは避けて棚の上などに安置してください。もちろん部屋は片づけて清潔にすることもお忘れなく。
準備が整えば、神棚に向かって命名書を掲げます。

お七夜の風習は、医療の遅れや栄養学の未発達の時代に、母子の生存率が著しく低かった為に、七日間を無事に過ごせることができたことで初めてその誕生をお披露目できたからだという説もあります。神様とご先祖様に報告するとともに無事の出産への感謝、守っていただけるように祈ることは大事なことだと思います。
飾り方のルール(避けるべき設置場所とは)
命名書は基本的にお住いの一番良い場所に設置することが望ましいです。そうした場所は大体、「居間」になっているか大きなお宅では奥座敷になっているかもしれません。
反対に避ける場所としては
- 玄関
- ペットのいる場所
- 北側の暗い部屋、東北の鬼門方向の部屋
- 廊下
などが挙げられます。
いくら広い玄関でも、そこはご自宅の出入り口であると同時に「忌まわしいもの」を遮る「関所」でもあります。靴など臭いを発するものは穢れとされるので、命名書を一時的にも置くことはよくありません。また、家族同然のペットでも排泄場所の近くや、エサの場所も臭いを発する場所は「穢れた場所」といえるので避けましょう。北側の暗い部屋、東北の鬼門の部屋はお住いのお部屋にわざわざ大事なものを飾ることはありません。お家の都合上仕方ない場合もあります。その場合は清潔に保つことが重要です。廊下に直に置くこともないと思いますが、集合住宅にある廊下の飾り棚などもふさわしくありません。トイレやお風呂が近くにあったりする上、移動するための場所なので気が落ち着かないからです。このように、基本的に神棚や仏壇を置かない場所は命名書を飾る場所としてはふさわしくないことが多いようです。

